「俺に可愛いって
言ってもらえなくて悲しかったんだ」
ニヤリ、と意地の悪い笑顔を浮かべながらかれちゃんにイジワルなことを言う。
「なっ…!全然そんなことないですから!」
「嘘ついてんじゃねーよ。
素直な花蓮ちゃん俺は嫌いじゃないけど?」
「うっ…先輩のバカ!
もうっ!早く始めましょ!」
やっぱり、花蓮ちゃんをいじめるのは楽しい。
リアクションがいちいち可愛くて俺の全てを刺激する。
なんでそんなに可愛いの?って聞きたくなるくらい。
「顔、真っ赤だけどいいの?」
「い、いいんですよ!」
恥ずかしいのか俺と視線を合わそうとしない花蓮ちゃん。
でも、俺を見ないなんて許されると思ってんの?
無理やり視線を合わすと、花蓮ちゃんは顔を真っ赤にさせながらプゥと口を膨らませた。
可愛すぎるからやめろって…
そう思った俺はその空気の入ったほっぺを勢いよく両手で挟んだ。
すると、プシューと空気が抜けて花蓮ちゃんの顔は元通り。



