【完】イジワルな彼の甘い溺愛




「……マジで俺のこと殺したいの?」


「えっ…?な、何言ってるんですか!?」


「お前が殺人並みに可愛いってこと。
ほら、早く英語のテキストやるぞー」



これが恋なのか。
なんか不思議な気持ちだ…


ドキドキして、不安になって、嫉妬して。
花蓮ちゃんは本当に俺の理性を無意識に壊す。


そのせいで俺はいつか理性がぶっ飛びそうだよ。


一つの机に二人、向かい合って座る。
その距離はすげぇ近くて心臓がうるさい。



「あの!先輩…!
さっき私のこと可愛いって!」



嬉しそうにニコニコと微笑みながら言った花蓮ちゃん。


あー、可愛い。
早く俺のモノにしてぇな。


その笑顔とか天使すぎてたまんねぇわ。



「うん。言ったよ、だからなに?」


「朝は言ってくれなかったから……」



俺から視線をそらして照れくさそうに言った。
もしかして、気にしてたわけ?


朝は俺も機嫌悪かったしな。
でも、そんなのこと気にしてるなんてやっぱ可愛い。