「お前には教えねぇよ」



もし、お前が花蓮ちゃんに惚れちまったらどうすんだよ。
アイツは俺のおもちゃなのに。奪われてたまるか。


お前にはやらねぇよ、流星。
ほかを当たるんだな。


って…俺は何を思っているんだ？
あんなガキに俺が惚れるわけねぇだろ。



「はぁ！？名前くらい教えてくれても良くない！？
めちゃくちゃ可愛い子だったじゃん！俺タイプだったんだけど！」



……は？
今なんつった？タイプとか言ったよな。


ふざけんじゃねぇよ。
確かにかわいい顔が好きなお前のタイプに花蓮ちゃんはどストライクなんだろうけど。



「流星、お前目がどうかしてる。眼科行ってこい」



俺は花蓮ちゃんみたいなガキみたいな顔には興味がない。
あんなやつ…好きになるわけない。


別に誰のものになろうが俺は知らないし、そもそも花蓮ちゃんをいじめて遊んでいるだけだし？


それなのになんで俺はこんなにイライラしてんだよ。