【完】イジワルな彼の甘い溺愛




スラッとした背丈に長い足。
前から見てもイケメンなのに後ろ姿もカッコイイってズルいな男の人だなぁ…先輩は。


なんとなく、時計を見るともう七時前だった。
先生たちも出勤してくる人がちらほらいそうな時間帯だ。


というか、もし岸先生が入ってきて
私たち二人がいたらどう反応するんだろ!?


変な勘違いされそうで嫌なんだけど…!



「先輩!先生が入ってきたらどうするんですか!?」


「俺にいい考えがある」



先輩は得意げにそういうとその考えを私に説明してくれた。


それからしばらくしてガチャと鍵が開いた音がして岸先生が部屋に入ってきた。



「きみたち…何してるんだい?」



先生は案の定、驚いた表情で私たちを見ている。
そりゃあ、こんな朝早くに保健室に男女がいたら驚くのも無理はないと思う。



「何って…治療をしているんですよ、岸先生」



そう、先輩の言ったいい考えとは
私が昨日ケガをしたからその絆創膏を張り替えているようにすることだった。


正直、不安だらけだったけど他にごまかせる方法もなくて仕方なくその策に乗った。