私の中で堪えていたものが、大粒の雫に乗って目尻から飛び出す。

薄々分かっていたんだ。

だけど、もしかしたら……今度こそはって……

考えてしまっていた自分を恨んだ。





真っ赤に燃えた夕日が、少しずつその体を隠していく。


こうして世界はまた、今日という日を明日へ繋ぐ。



だけどやっぱり私は、世界の中でたった1人。



今日と明日との繋がりを、素直に受け入れる事ができないみたいだ。