「もう慣れた、かな…」
「そっか… じゃあ、寂しくなったらいつでも家においでよ! 私達はいつでもウェルカムだからさ!」
お母さんとお父さんも会いたがってたし。

と言ってくれる千花ちゃんがほんとに大好きで、とても頼れる親友だ。

1日もあっという間に過ぎ去り、放課後の時間になった。

「じゃあ、弓瑋ちゃんまた明日ね!」

千花ちゃんは運動部に入っているから、放課後は毎日練習があるのだ。

(私も部活に入ろうかな…)
なんて考えなから門へ向かう。

「あっ、今日から違う家だった…」
危ない危ないと心の中で思いながら、いつも帰る家とは反対方向へ向かう。