「弓瑋ちゃん、だよね?」
「そうですけど…」

1番上のお兄さん、かな?

「はじめまして、宇宙って言います。」

月風 宇宙(そら)さん。
思ってた通り長男だった。

(しっかりしてそうだな…)

「はっ、はじめまして。 日向 弓瑋と言います。 今日からよろしくお願いしますっ。」

また何か困ったり手伝って欲しかったりしたらいつでも言ってね。
と言って1階へ行ってしまった。
(宇宙さんなら大丈夫だったな私…)
ふと時計を見たらもう夜ご飯の時間になる頃だった。

「片付け早く終わらせよっと。」

大好きな曲を口ずさみながら片付けに取り掛かった。