理不尽


涼子さんがオロオロしている私たちの元へ来た。
ぱんっ!と、手を叩くとざわざわとした空気は一変して静かになる。

「荷物、紛れてないか確認しましょう。」
と言った。

この一言で皆が自分の荷物を確認しだす。もちろん私も。
これが“信頼”なんだと身を持って感じた瞬間だった。

私もこんな風になりたいと思った。