second Life~主婦だって、恋してる~

試合後にはサンドイッチを振る舞って、正樹は一度学校にかえってミーティング。

「…三宅さん!帰ったら、三宅さんちにお邪魔してもいいですか?サッカーのこと、色々話したいんで」

別れ際、正樹が健吾に問う。本当に、正樹は健吾を慕っているようだ。

「…もちろんいいよ。いつでもおいで。今日はもうずっと家にいるから。あ、それから健吾で良いよ。」

「…はい!ありがとうございます、健吾さん」

それを見届けて、華は歩いてマンションに帰る。

健吾も横に並んで共に帰る。

「…試合、勝って良かったですね」
「…本当に、途中、ハラハラさせられました」

二人は顔を見合わせて笑った。

「…華さん」
「…何ですか?」

「…華さんも、健吾でいいですよ」
「…ぇ、でも」

健吾の言葉に、華は少し戸惑う。

「…せっかく友達みたいになれたんですから」

『友達』…確かに、友達みたいな関係だ。と、華も納得。

「…じゃあ…健吾さん」
「…フッ。まだ、なんか固いですね?」

「…もう、勘弁して下さい。そのうち慣れますから」

そう言いながら、華はバシバシ健吾を叩く。

健吾は怒るでもなく、笑っていた。

楽しく会話をしながら、マンションの下まで来た。

「…華!お帰り」


向こうの方から、コンビニ帰りの和也が華に声をかけた。

「…お父さん」

華は驚いた顔をしている。

和也は仲の良さそうな華と健吾を見て、複雑な気持ちになっていた。