慌てて部屋を飛び出したあたしに、お母さんが 「ちょっと雫?」 「あ、ちょっとコンビニ!」 そう返事をしたあたし。 「いや、じゃなくてその格好で!?」 聞こえてはいたけど、圭矢が家の下にいる事の方が驚きで聞き流してしまった。 そして、気付いた……パジャマ姿。 でも、もう圭矢の目の前に立ってしまっていて隠す事すら出来なくて下を向くだけ。 お母さんの馬鹿……。 腕とか掴んで止めてくれたっていいじゃない。 なんて、折角教えてくれようとしたお母さんに八つ当たり。