好きな人は年上で。



跳ね除けられても頑張って手にいれた人。

どんどん有名になっていく、その人の背中を必死に追いかけて。



追いかけて。
追いかけて。



後少しのところで、また距離は広がって。



やっと、横顔を見る事が出来た。

あたしは愛されてるんだと、思えた。



だけど、そんな幸せは長く続かなくて。



埋まらなかった距離が、また開いて今度は、間に大きな大きな穴を開けてしまったんだ。



どんなに望んでも。
どんなに想っても。
どんなに願っても。



駄目なの?



もう駄目なのかなぁ?
あたしは、貴方の隣にいちゃ駄目なのかなぁ?



好き。

まだ好き。

だけど好き。

それでも好き。



それしかないのに――。