「新入生代表挨拶、
 1年A組中島龍美。」
「はい。」
 壇上に上がるのは、先ほどのダサ男。
 はっ、あいつが龍美。
 ありえねぇー。
 私は笑いをこらえた。
 すると、すかさず衣朱深が
 肘をツンツンとされる。
 あぁ、怒っていらしゃいます。
「桜が舞う小春日和に・・・」
 まじ、ウケる。
「新入生代表 中島龍美。」
 と、締めくくり壇上から降りていく。
 そして、順調に進み教頭の合図によって
 各自教室へと戻っていく。
「じゃあ、私たちもそろそろ。」
 と、衣朱深がいう。
「そうだね。」
 と、返し教室へと歩き出す。