私は笑顔でグラウンドにむかって、大きな丸をつくると、心咲は嬉しそうに手を振って、またマネージャーの仕事をしに戻っていった。


教室の窓を閉め、自分の鞄を持ち、玄関で心咲を待つことにした。


玄関に向かっている途中左に曲がった瞬間、前から走ってきた人とぶつかった。


「ご、こめんなさい!!」


って、あれ…?


「あぁあ!!!君!陽の幼なじみの子だ!!」


やっぱり、どこかで見たことあると思った。


野球のユニフォームを着ていて、背が高くて、大人のような雰囲気を持った人…陽の友達だ。