だから私は陽の練習を堂々と見に行くことが出来ない。


気にせず行けばいいのだけど、やっぱり臆病な私にはそれがとてもじゃないけど無理。


だから毎日陽を遠くに感じ、胸を痛めていた。


だけどそんな私にもただひとつ心の支えがある。


それは私の高校に入ってからできた親友、心咲の存在。


心咲は一年生二年生と同じクラスで、自然と仲良くなった。