「亜依ちゃん!僕ね甲子園行くのが夢なんだ!」


「こうしえん??何それ?」


「高校生になって野球の強いチームが出ることができるかっこいい大会だよ!」


「へぇー、陽くんはその甲子園にでたいの?」


「もちろん!それまで僕、野球頑張るんだ」


「じゃあ私はそんな陽くんを一番に応援する」


「うん!絶対に亜依ちゃんのこと甲子園に連れていくからね!」


『約束』


小学3年生の時、幼なじみの陽が市内の野球クラブに入った。


毎日夜遅くまで遊んでいた陽が野球クラブに入って遊ぶ時間が減ったことに私は不満に思いながらも、彼が言った夢を一番近くで応援すると約束した。