「おう、待たせたな。帰ろうぜ」 「あっ、うんっ……」 彼だ。 軽く私の頭をポンとしてきた。 クールで、喜怒哀楽があまり顔に出ない彼。 だから余計に、私のことをどれくらい好きかどうか、わかりづらい。 「……どうした? 帰らないのか?」 私が動かないから、彼は不思議そうに聞いてきた。 思いきって、訊いて……みようかな? いいよね? 私達、つき合ってるんだから、それぐらい訊いてみても。 よし決めた。訊いてみよう。