「励也……」 楓が励也を心配して言う。 「これからどうする?」 一也が言う。 「…………今の夏蓮に手を出すと殺られる」 翔が真剣な眼差しで言う。 「あぁ……そうだな……一体どうすれば」 そうしている間にも蛇玖竜の奴らは次々に殺られている。 「しばらく待った方がいいッス」 佑樹が総長の目を盗み励也の元に駆け寄り言った。 「黒龍の力はそう長くは続かない。スタミナ切れを狙って助ける」