トラックは姉ちゃんをめがけて突っ込んだ。



ドン!



「姉ちゃん!!」




俺はすぐさま姉ちゃんのそばに駆け寄った。




「姉ちゃん!!しっかりしろ!!姉ちゃん!!」




身体から大量の血が出ていた。




「と……取り敢えず……きゅ……救急車……」




俺は震える手で119の番号を押した。



トラックに乗っていた人は飲酒運転だった。