お母さんは呆れたように言う。







あはは…







こっちが聞きたいよ。







お母さんもお父さんもこんなにドジじゃない。





なんで私ばっかり…





「落ち込んでるところ悪いんだけど、ちょっと買い出しに行ってもらえない?」





お母さんはメモ用紙に必要な材料を書くと私に渡してきた。








買い出しか……ここから少し遠いんだよね……









「行くよね?」






満面の笑みでこっちを見る母。








「……もちろん」







その笑顔、すごく怖いよ……






お母さんの後ろから、黒いオーラが……








わたしは渋々承諾した。







そして、買い出しに出た。