「思いしるがいい。''自分は何もできない惨めな女''だってことをな?」
ドクンッ
「この世に産まれてなければこんなことにはならなかったのにな?」
ドクンッ
「自分なんか産まれなきゃ良かったって思い知るだろう」
ドクンッ!
『あんたなんか産まなきゃ良かった!』
…………
…………
…………
そうか……そうだったんだ……
私何で今まで忘れてたんだろう……
''この事''を
私の精神は暗くて深いどん底まで落ちていく
『お姉ちゃん!助けて!』
『佑樹!』
手を差しのべることすらできない私
凄く惨めだった
『佑樹ごめんね……』
