励也の声が低くなる。
「これを使う」
そう言って取り出したのは白い粉の入った小瓶。
「これは、俺らが独自開発した新しいドラッグだ。マウスでは実験成功したが、人間にはまだ使った事がないんだ」
ドラッグ!?
「少量でも口にいれたり吸ったりすれば、確実に死ぬ」
ドクンッ!
私の心臓が飛び出るくらいに大きく弾んだ
「それを佑樹に?」
「そうだ。ここを裏切るものには罰を与えなければならない。それが蛇玖竜の掟だ。目の前で大事な弟が死んでいく姿を目にするんだな。これで俺の''第1の復讐''は完了する」
「第1の復讐……?」
どういうこと?
ここにいるほとんどがそう思った。
「忘れたとは言わせねぇよ?あの日、俺の兄貴を打ちのめした……
''黒龍''さん?」
ドクンッ
