「そっか……良かった」



佑樹を助けるために色々な策を考えてくれてる。



本当にありがたい……





「いち早く夏蓮さんを安心させたくてね。時間はかかったけど……」





いや、もうこれだけしてくれるんだもん……





感謝してます……




一也さんはそれだけ言うとまた奥の部屋へと入っていった。





「良かったね。弟くん」




「うん」




澪が優しく微笑んでくれた。




私もそれにつられて笑う。




すると……





「夏蓮！澪！会いたかった～！」





「ぐはっ」





いきなり来たかと思えば抱きついて来るとは……






「いつも元気だね楓……」





澪が少し苦しみながら言った。





「楓さん……苦しい」





「あぁー、ごめんごめん」





もうひとつ驚いたこと