すると私はすぐに家を出た。 間に合うかな…… 数分後。 「ギリギリセーフってところかな……」 教室に入るとまだ先生がいなかった。 「夏蓮、どうしたの?今日は遅いじゃん」 自分の席につくと、隣の席に座っていた澪が驚いた顔で言った。 「うん。昨晩、色々あって疲れてたみたいで……」 「何かあったの?」 その質問に答えようとすると同時に先生が入ってきた。 「ごめん。この話はまたあとで」