本当に教えても良いのだろうか? でも不思議と嫌な感じはしなかった。 私が思ってた暴走族のイメージとは違って、 むしろ、佑樹を助けてくれるんじゃないっかって思った。 「実は…」 私は囁くような声で話始めた。 一通り全てを話終えた。 「なるほどね」 九条さんが眉間に軽くシワを寄せて考え込むように言う。 「それちょっとヤバくないか?」