よし…材料はこれだけかな…





私はレジで会計を済まし外に出た。





するとそのとき、出入り口のちょっとした段差につまずいてしまった。






ヤバい……!こける……!







そう思ったとき横から手が延びてきて、気づいたら誰かの胸に収まっていた。






かすかに、香水の匂いがする……






私、香水って苦手なんだけど、この香りは好きだな……







「大丈夫?」






頭上から男性の声がした。








私はハッとして、慌てて男性の体を押して離れた。







「すいません……!大丈夫です……」







そう言って男性の顔を見上げると……





うわぁ