それにしても何でコイツまでここに来たんだ。



「君の名前は?」




そんなこと考えてるとお偉いさんが俺に向かって声を掛けていた。



「あ、犬海大和です」






「おお2人とも犬と猫って入ってるんだねー珍しい!」





その言葉に俺は一瞬心臓がはねた。



バレたのかと…。






「ははは2人とも似たもの同士なんですよ~!なあ大和!」



コイツこんな奴だったっけ?



研究所いる時はご飯時くらいしか甘えない印象だったけど。