「わかったよ!探そう、探すから!」 呼吸をする度に、ひくひく言う程泣いている女の子を見て、一つ大きなため息を吐いた。 一体どうすれば良いのか。 私は、 子供が大の苦手なのだから。ー 「おてて。」 女の子が潤んだ瞳で、手を差し出す。 さっきよりも大きなため息を吐いて、渋々手を差し出すと。 まだ、呼吸は整っていないけれど嬉しそうにニコリと笑った。