それから数日、遊は有里を観察した。

観察していて気づいた事が一つあった。


有里は、毎日同じ時間に外へ出て誰かを待っている。

遊は、有里の近くへ行き聞いてみた。

「有里、いつも誰を待ってるの?」

有里は、驚きすぐさま家の中に入ってしまった。

女の子達は遊に「遊くん、有里ちゃんとあまりかかわらない方がいいよ。」と言った。

遊は何も言い返せずにいた。