………。

どうしよう…。

そんなことをあの日から考えている私。

喋ることをしなかった…いや、喋ることが出来なかった私に何度も何度も話かけてくれた遊。

遊はあの事件以降、無くすのが怖くて勇気が出なくて塞ぎ込んでた私に光をさして手を差し伸べてくれた。

だからつい私も無意識に声が出た。

なにをされても大丈夫と思ってた私に脆く崩れていた私に勇気をくれたんだ。

もう迷わなくても大丈夫。

遊がいれば大丈夫。

「17時半…門の前。」