初めて有里が言葉を発し涙を流した誕生日から1週間が経った。

有里に話を掛けて無視されることが無くなった。

どういった変化なのか…それでも遊は、嬉しかった。


やっと有里が話してくれた。
いつも無視していたあの有里がと泣きそうになるほど嬉しいと遊は、心の中で思っていた。


嬉しい反面遊は、少し疑問に思うことがあった。

誕生日の日の有里…。