私が和也くんと初めて会ったのは、小4のとき。

和也くんは私より1つだけ年上で、私の年子の兄である祐一の友達だった。


初めて和也くんに会ったとき、ミミズを目の前にぶら下げられて、泣き叫んだことは今でも忘れない。


和也くんは、いつも祐一兄と遊んでいて、そこに私も混じって、いろんな遊びをした。

ザリガニ釣りや、田んぼにおたまじゃくしを捕まえにいったり、近くの河川敷で鬼ごっこや一輪車もした。

その頃は和也くんも祐一兄みたいな兄的存在で、恋愛感情なんかちっともなかった。

今 思えば、小学生で愛だの恋だのの真意がわかるわけがないのだけれど。