球次「久しぶりの学校か…」

突然後ろから

奏「わっ!!」

球次「わっ!!…ってそれやめろ!」

奏「ごめんごめん。なんか久しぶりだからさ〜。」

球次「そういえば部活はどうだ?」

奏「どうって?」

球次「皆上手くなってるかな〜って思ってさ。」

奏「心配しなくても大丈夫だよ。楓太なんて球次に迷惑かけたくないって言って前よりはりきってるくらいだよ。」

俺はそれを聞いて安心した。

奏「球次はもう部活に出ていいの?」

球次「うん。医者も問題ないって言ってたし。」

奏「じゃあ早く元気な顔見せないとね!」

球次「そうだな。」


放課後先生に3-Bの教室来るよう言われた。

球次(早くコートに行きたいな。)

ガラッ

球次「失礼しま…」

教室に入ろうとした時

パンッ!

部員「退院おめでとう!!」

その瞬間俺は言葉を失った。

楓太「ほらもっと喜べよ!」

球次「お前ら…なんで?」

奏が得意気に

奏「私が先生に頼んで計画してもらったのだ。」

と言いながら近寄ってきた。

奏「題して!」

部員「球次復活祭!!」

球次「みんな…ありがとう!でも俺の復活祭って具体的に何すんの?」

奏「高総体の目標とか、キャプテンからの一言とか?」

球次「部活のミーティングじゃん!」

楓太「まぁそんなもんだな。」

先生「早速始めましょうか。」

球次(先生流石です。)

奏「まずは高総体の目標からね。テニス部全体の目標を決めよっか。」

球次「団体戦と個人戦それぞれの目標の意見出して。」

……………

球次「まとめると団体戦が県ベスト8で個人戦が全員県大出場でいいな?」

部員「はい!!」

先生「では最後にキャプテンから一言いいかな?」

球次「はい。俺は皆の理想のキャプテンには程遠いかもしれない。でも俺はいつか必ずこの部に相応しいキャプテンになってみせる。だから皆その時まで俺を精一杯支えて下さい!!」

そう言って頭を下げた。

パチパチパチパチ

教室に拍手の音が響いた。

楓太「当たり前だろ。今更何言ってんだよ!」

球次「ありがとう!!」

その後俺の病院での生活を皆に話した。


こうして『球次復活祭』は幕を閉じた。


球次(俺は残された1年を皆の…このテニス部ために使いたい!!)

To be continued...