「ごめん松永。先行ってて。俺さ、部活のことでセンセーに話さなきゃいけないこと忘れてた」
「は?マジかよー。仕方ねーな。じゃあ、おやすみ先生ー」
…まさかと思うが、そんな、わけない。
しかし二人の真剣な目に私は思わず口を開いた。
「…どうしたの、」
「……センセー、なんで雅と一緒にいんの?」
…永瀬くんは、雅を知ってる。
…まさか、本当に、
「センセー、ね。似てるって、コイツのことだったんだ」
雅の口から低い声が出る。
ナニ、コレ。
「1回、外、出よ。二人とも落ち着いて」
永瀬 雅と、永瀬 透。
やっぱり二人は…
「雅、どういうこと?永瀬くんと知り合いなの?」
「知り合いも何も、透は弟だから」
「…そ、なんだ。すごい偶然。こんなこともあるんだ」
そして流れる沈黙。
…気まずい。
