「暑ーーっ!」
8月。
私達を焼き付けるような日差しの太陽を睨んで 手で顔を仰ぐ。
「アイス食べたい〜」
隣にいるアイスのように溶けそうなのは同級生の真利。
優しく責任感があるけど、どこか抜けてる。
ちなみに中学1年生から同じ学校で過ごして来た
いわゆる親友って感じのあれだ。
「と言うか、先輩達めっちゃカッコイイよねー!!可愛いし!」
真利がいきなり大きな声を張り上げる。
思わずビクッと肩を揺らしてしまった。
そう、私達は高校1年生で
中学生の頃からしていた陸上部に入部して短距離で走っている。
「うん!!本当に可愛い…!大好きすぎる!」
私は先輩の事が大好き
特に…
「雪乃先輩!」
目を輝かせながら私は言う。
だってほんとに足が速いし、優しいし、可愛いし、カッコイイし、勉強も…と、長くなっちゃうね。
「波花ってほんっとに雪乃先輩の事好きだね~」
「だ、だって可愛いじゃん!」
真利に呆れられながら言われると思わず顔が火照っていって少し下を向く。
「恋愛感情持ってんの~?」
その様子を見た雪乃がいつものように私の顔を覗き込むようにしてからかってくる。
「ち、違うって言ってんじゃん!真利が先輩の事憧れて好きだと思ってる感情と同じ!」
…多分。
真利も私の態度が面白いのか口角を上げて小馬鹿にしたように笑ってくる。
と言うのも、雪乃先輩の事を考えたり見たりすると幸福感と同時に心が辛くなる。
その事を雪乃先輩の名前を伏せて真利に相談してみた。そしたら
「それって恋でしょ」らしいです。
「それも片思いの」…らしいデス。
8月。
私達を焼き付けるような日差しの太陽を睨んで 手で顔を仰ぐ。
「アイス食べたい〜」
隣にいるアイスのように溶けそうなのは同級生の真利。
優しく責任感があるけど、どこか抜けてる。
ちなみに中学1年生から同じ学校で過ごして来た
いわゆる親友って感じのあれだ。
「と言うか、先輩達めっちゃカッコイイよねー!!可愛いし!」
真利がいきなり大きな声を張り上げる。
思わずビクッと肩を揺らしてしまった。
そう、私達は高校1年生で
中学生の頃からしていた陸上部に入部して短距離で走っている。
「うん!!本当に可愛い…!大好きすぎる!」
私は先輩の事が大好き
特に…
「雪乃先輩!」
目を輝かせながら私は言う。
だってほんとに足が速いし、優しいし、可愛いし、カッコイイし、勉強も…と、長くなっちゃうね。
「波花ってほんっとに雪乃先輩の事好きだね~」
「だ、だって可愛いじゃん!」
真利に呆れられながら言われると思わず顔が火照っていって少し下を向く。
「恋愛感情持ってんの~?」
その様子を見た雪乃がいつものように私の顔を覗き込むようにしてからかってくる。
「ち、違うって言ってんじゃん!真利が先輩の事憧れて好きだと思ってる感情と同じ!」
…多分。
真利も私の態度が面白いのか口角を上げて小馬鹿にしたように笑ってくる。
と言うのも、雪乃先輩の事を考えたり見たりすると幸福感と同時に心が辛くなる。
その事を雪乃先輩の名前を伏せて真利に相談してみた。そしたら
「それって恋でしょ」らしいです。
「それも片思いの」…らしいデス。