~手紙にて以下~

 「瀬をはやみ 岩にせせかる たきかわの われても末に 逢はむとぞ思う」崇徳院・・・桜より
川の流れが速いので、岩にせき止められた滝のように流れが速い水が、いったんは別れ別れになっても末には一つになるように、あなたと離れ離れになってもまたいつか再会したいと思います。
 
 「君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな」藤原義孝・・・凛より
あなたに逢えるならこの命も惜しくないと思っていました。でもいざこうしてあなたに会えた今は、いつまでも長く生きてあなたと一緒に居たいと思うようになりました。

 ~その後~
 桜と凛の手紙は岬の上にあった。月明かりの中、海の上にはピンクの桜が浮いていた。
 桜と凛は見つからなかった・・・。
 桜と凛は泡沫になってしまったのでしょうか?・・・・。
 この先二人は海の中を漂い愛を深める・・・・。


 そしてまた、来世へと命と未来へ繋げていく・・・
  二人でこれから先、二人は愛を探していくたとへ道が塞がれても・・・・