爺さん達は優しかった。風呂や洗濯色々な事を教えてくれた。下界では何も起きてないらしいが、一つゆうなら刀坂家が狩りをし始めた事。この山にも来たらしい。たまたま近くにいなかったため問題は無かったが余りにも早い手回しに刀坂家の権力の強さが身に染みた。
 だがそれも長くは続かなかった、真冬まで追い回すかとヒヤヒヤしたものだが、山の知識がない人間が山に勝手に入り熊に襲われたそうだ。それが11月に入って一日、二日、狩りの途中襲われたが爺さん達に助けられそさくさと逃げるように帰ったそうだ。
 爺さん達は山をしらんものが勝手に山に入ると山神様が怒って、そうゆう獣をいかせて食わせるそうだ。迷信だが本物に近いような発言。爺さんならではの説得力なのか・・・・。