凛「今はイジメとかないの。僕守るとか大それた事、言ったけど。」桜はまた言葉をさえぎるようにシッのポーズをとる。
 桜「刀坂さんがね皆の前で彼女だとかいいふらして、そのせいか誰も寄り付かないの」「それに凛君が気にすることじゃない。それより近くにいられないことも分かってたから。精一杯、今近くに来てくれた。私幸せだよ。」僕しか知らない彼女のとびきりの笑顔、頬を紅くさせ恥ずかしさを隠そうとして、顔を反らせる姿もまた僕しか知らない事だ。
 凛「ありがとう。友達にも彼女ができたこと言ってないんだ、だから僕と二人だけの秘密かな。いや、お月様が見てるから。僕も幸せだよ。君の事愛してる。・・・・」あっやば、何言ってんだ僕ーー。
 桜「たまに男気見せるのね。凛君のそう言う、ギュと大切なこと言う人好きだよ」

 凛「お月様しかみてないからさぁ。」恥ずかしさマックス 

 桜「私も聞いてたよ。もうそろそろ、運転手さん来ちゃうからバイバイだね。」

 凛「来週もこの場所で待ってるから。だから、お休み」
 
 桜「たまに変な事言うね(笑)。また、来週、月の森で。お休み。
 
 可愛い名前、月の森かぁー。僕の可愛い彼女。手を振って帰る可愛い彼女。
 僕は幸せ者だ・・・。