私とあなたが出会ったのは運命なのかな

私の名前は
岡本礼央菜(おかもと れおな)
春から晴れて女子高生になれる
頭の悪い私は地元の一番偏差値の低い、
女の子は居るのかさえわからない学校。
同じ中学校から行く友達は0
他校の友達と約束していた高校には
行けずに、1人地元の不良高へ。


『今日も涼しいな〜』
そお隣で呟くのは田邊亜里沙(たなべ ありさ)
私の一番の理解者であり、お姉ちゃん的存在
綺麗に栗色に染めてあるボブの髪型
背は高くて、ギャル顔の亜里沙。

「そー言えばさ、明日優香に誘われて
出かけんねんけど、亜里沙もこーへん?」

『あー、明日はパス!彼氏!』

「またかよ〜。れおも早く欲しい〜」

『れおは続かなさすぎ!もっと男見る目鍛えろよ』

う…。確かに今までろくな付き合いは
してけーへんかったけど。
まあ、優香も居るし、なんか彼氏とその
友達連れてくる言うてたしなんでもいっか〜

その、明日が私にとって人生を大きく
左右する日になるとこのときはまだ
思いもしなかった。