気が付いたら、好きになってた。



いつもと変わらぬ我が家のリビング


...には、お父さんたちと同じ年齢くらいの


男の人と女のひと...そしてあたしの頭を一番混乱させたのは


その2人の近くに座る....男の子。



「あら桃菜おかえり」


お母さんがお盆にお茶を3つ乗せ

あたしの前を横切ると


その見知らぬ方々に「どうぞ~」と振る舞っていた。



...えっまって、まって...


「あ...の」


どなたでしょう?


あたしがそう言いかけたとき

「おう、桃菜帰っていたのか」


後ろのドアからお父さんがリビングに入ってきて


「まぁいいから座りなさいと」


自分の横へ座るよう促した



「あ...うん」


何が何だか、さっぱりなんですけど?