気が付いたら、好きになってた。

-桃菜side-



2日目は朝から美ら海水族館へ行って

近くでお昼を済ませ

そのあとはホテルで勉強会がある...。


勉強会はいつもなかったのに

今年から急に入れられたスケジュール

3時間ぶっ通しで問題集をやって


終わった人から自由時間という過酷なもの


勉強嫌いなあたしは

今からそのことを考えただけでゾッとして

気持ちが悪くなりそうだ




「わー!海見えるー!!」

あたし越しに横の窓から嬉しそうに叫ぶエリカ


席順は昨日と同じで...

まぁ乗り込む前にあたしと類くんが

気を遣って率先して端に座ったんだけど、ね


「おい!写真と撮ろうぜ!」


海の写真を撮るのかなと

青木君に目を向けると

ケータイをスティック棒に固定して

自撮りをするかのように手を伸ばしていた。


「やったやった!とろ~」


あたしと類くんは

ぎゅっと真ん中の二人に近づく


「ハイチーズ」


パシャッとシャッター音とともに

眩しいフラッシュが光った


「なぁお前なんでフラッシュつけてんの?」

類くんが爆笑しながら青木君をバシバシと叩く

「いやっわざとじゃねぇーし!」

「とりあえず青木、フラッシュオフにしておきな!水族館って大抵禁止だから」

「あっやべー!!」

『アハハ』

そんなプチハプニングもありつつ

無事到着するとそこから自由時間の開始だった。