気が付いたら、好きになってた。



-旬side-



「ねー旬も、聞いてる?」

前を歩くカノンがそう言って俺を見たから

ハッと我に返った

「..ん、あぁゴメン」

「まったくもうー」

全く話を聞いていない俺に呆れたのか

隣を歩く芹沢、俺の隣を歩く雄介に

再び話し始めた。


俺は一切頭に入らない。




だって、


アイツを見つけた瞬間

すっげー嬉しかった


やっと会えたって。



なのにアイツは

顔赤くして俺と目合わせないように

すぐいなくなるし、ったく何考えてんだ


しかも、一緒にいた男誰?

なんか2人でいたけど

もしかして付き合ってんのか?


それを俺に見られて焦ったとか...

うわーありそう。




それに俺とカノンのことも絶対勘違いしたよな

ただトイレに行った2人を追いかけてただけなのに...


2人になった一瞬の時間に遭遇するとかどんだけついてないの




しかし、桃菜とは出会ってまだ1週間弱

第一印象は小柄でまぁそれなりに可愛いって感じ

っていか実は俺は、桃菜の存在を知っていた



1年の時に文化祭のミスコンで

1年生ながらフレッシュミスとかなんか

新入生の賞とっていて


一時期特進クラスの俺らのところまで噂はきた

そりゃ可愛いとか目立ってるやつの名前が

流れるのは早いから。


その時は対して何にも思っていなかったし

まさかの居候先がアイツんちって聞いても

特別何も感じなかったけど

一緒に生活していくうちに

俺は少しずつアイツが気になりだしていた



まぁ、こんなこと絶対本人には言わないけど