バスにはクラスメイトが乗っていたので、そいつの隣に座ってユカコから逃れた。
ちょっとユカコからの視線が痛い…。
学校前のバス停に着いてからは、ユカコも他の友達に話し掛けられていて、チサの事を聞かれる事は無かった。
…ユカコからは、聞かれ無かった。
「おはよー杉山。あれ?松山さんは?」
「シュン、はよっ。チサちゃん休み?」
「チサ一緒じゃないの?」
「おっはよ~。相方休みか?」
……何なんだっ!?
教室に着くまでの間、挨拶される度にチサの事を聞かれる。
オレ達、そんなにベッタリだったか?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…