「ナオと来るよ。」


ユカコはキョトンッとした表情。


「え、何で?ナオって上原君の事だよね?」


「…あの2人付き合う事になったから。」


「うそっ!?何で!?」


「嘘じゃ無いよ。何で?って…オレも知らね。」



ユカコは何か言いたそうな顔してオレの事見てる。


「…何だよ?」


「ぇえ~…。良いの?」


良いも悪いも無いだろ…。


じっと見つめてくるユカコに耐え切れなくて、鞄で視線を遮った。


「も~っ。シュン君っ。」


タイミング良くバスが来たので、まだ何か言おうとするユカコより先にバスに乗り込んだ。