心で叫ぶ、君のこと




「あ、萌黄ちゃん。!」



グラウンドを出ようとしたら、楓くんが。



「あれ、楓くん?」


あ、そっかそういえば、楓くんとグラウンド来たんだっけ。


「あれ、なんでここ来たんだっけ?」



校舎に入りながら、楓くんは腕を組んでうなる。


「わかんないんだよねー、、なんで2人で来たんだろうね。」

えー、わかんないのかぁ。

不思議すぎる。




「まあ、いいか。じゃ、一緒に帰る?」


梨香子と佐奈もう帰っただろうし、他に帰る人…いないしね。


「そうしようか。」


何気に、楓くんと2人でまともに話すのは今日が初めて。




帰り途中、楓くんって普段誰といるのとか好きなテレビとか、色々話しながら帰った。





…なぁんか、ジャングルジム気に入っちゃったな。





また行こっかな。