学習室に着くと。


「どうしたの?」


「…。あのね。私好きな人がいる。」


「…え?」


「私、滝川くんに恋してるの。」


「…そう、なんだ。」


「だけどね、もう関わらないの。2度と。」


「…な、んで。」


「ごめんね、仲良くなったばっかりなのにこんな話したくないんだけど…。」


「…」


「私ね、死ぬんだ。」


「……は?何言ってるの?」


「隠すつもりはなかったんだけど…私死んじゃうから恋しちゃいけないの。」


「…ごめん、何いってんの?冗談?」


「私が冗談言う人だと思う?」


「それは……。ごめん。」