「結果をいうと、良くも悪くも変わってないよ。」


先生は、静かに言った。


けど、私は驚くこともなかった。


だって何もしてないから。


薬...たくさんあっていやだ。


はぁ...。


私はため息をついて、病院を出た。


「ありがとうございました。」


もう、家にも帰りたくないよ。


大きな空を見上げた。


そしたら、


「ハァハァ...いた。」


どうして、ここにいるの。


滝川くん...。