突然の突風だった、


何が起きたのかな。


紙に書かれた綺麗な文字を私はただひたすらに見つめることしかできなかった。






教室に戻って、帰る支度をする。


これから病院に行かなきゃいけないから。


週に1度行かなければいけない。


だから、当然怪しまれる。


「羽田さん、今日も帰るんだね。」


「さぼってるんじゃね?」


「暗いよねー。」


小さな声で言ってるつもりかもだけど、聞こえてる。


けど、もうそんなことを気にならない。


私は、早足で教室を出た。