キミのこと…


「あの、寮長さんは?」

 と、尋ねると。

「もうすぐ帰ってくると思うよ。」

 と、返される。

「ほかの方も?」

 と、もう一度尋ねると。

「そうだね。」

 と、半笑いで返される。

「てかさ、なんでこの時期に転校?


 もぉ、高3の受験期よ?」

 と、土屋くんに聞かれる。

「私、高2です。

 転校は急な両親の海外赴任があって。」

 と、説明すると。

「高2かよ。」

 と、言われ

「大変だったな。」

 と、言う土屋くん。

「慣れましたよ。」

「へぇ、ま、どうでもいいけど。」

と、適当に返された。

「みなさん三年生なんですか?」

 と、聞く。

「や、僕と皇は三年だけど、尋李は二年生。」

 と、戸塚先輩はいう。

「じゃあ、戸塚先輩ですね。」

 と、言うと

「先輩なんかつけなくていいから。

 ここの後輩なんてみんな呼び捨てにしか

 してないし。まじなめてるよねぇ。」 

 と、土屋先輩。