中間テストが落ち着いた頃。

「話がある。」

 掃除中に燈架さんに呼ばれた。

「なんでしょう。」

「俺と付き合え。」

 唐突に発せられた言葉

「どこにですか?」

 何の疑問もなく返した

「言いかた変えればいいか。
 
 俺の女になれ。」

 沈黙が流れる

「・・・?」

 呆れ顔の燈架さん

「二度は言わない。」

『俺の女になれ』