「私なにしたの。」

 朝から言葉を何回口にしたでしょうか。

「思い出さなくていいよ。」
 皐がいう

「ホントに?」

「しつこい。
 燈架さんがいいっていったろ。
 もう済んだ話だ。」
 永めんどくさそうにいう
「ごめん。」






「天風さん、掃除当番変わってもらえないかな?」
「急な用事が出来ちゃって。」

 クラスの子から頼まれる。

「全然いいよ。」

「ほんと?ありがと、今度お礼するから。」

 その子たちは帰って行った。